2016年2月16日火曜日

東京コネクション(縁)ブックレットの撮影風景

皆さん、こんにちは。
現在、熊本県では、文京区及び新宿区に存する「細川家関連」と
「夏目漱石・小泉八雲関連」の遺跡探訪ブックレットを
東京コネクション(縁)と題し、3月中旬発行を目途に作成しています。
今回は、ブックレットの撮影風景をお届けします。
まず始めに向かったのは「永青文庫」。
ここでは旧熊本藩主細川家伝来の美術品、歴史資料や、
16代当主細川護立の蒐集品などを収蔵し、展示、研究を行っています。

都電荒川線の早稲田駅から神田川沿いを東に進むと、
急な勾配の「胸突坂」の階段があらわれます。
ここを上ると、左手に永青文庫があります。
こちらが永青文庫です。
現在の理事長はなんと元熊本県知事、元内閣総理大臣の
18代当主の細川護煕さんです。
続いては新江戸川公園にある「松聲閣」を取材しました。
明治時代に細川家下屋敷跡に学問所として建設された建物です。
新江戸川公園から撮影した松聲閣です。
ゆっくりと庭園内を散歩するのも良いですね。
都心部に、こんなにたくさんの緑があることにびっくりしました。

松聲閣は1959年より、集会施設として活用されていましたが

老朽化が進んだため、文京区が修復と耐震補強工事を行い
2016年1月に工事が完了しました。
最後は「和敬塾本館(旧細川侯爵邸)」を取材しました。
※和敬塾本館(旧細川侯爵邸)は一般には非公開となっております。
見学には申込が必要です。詳細はこちらをご覧ください。

和敬塾本館(旧細川侯爵邸)は、細川家第16代細川護立侯により
昭和11年(1936年)に建てられた、昭和初期の代表的華族邸宅です。

その後昭和30年、男子学生寮 公益財団法人和敬塾が設立された際、

旧細川侯爵邸の敷地約7000坪および邸宅を和敬塾が
同家より購入し、敷地内に学生寮を建設しました。

現在、敷地内には本館の他に東寮、西寮など全部で6つの学生寮があります。

作家の村上春樹さんは早稲田大学一年の春から秋まで西寮生だったそうです。
和敬塾本館1階の書斎の写真になります。
とても重厚感のある厳かな部屋ですね。

こちらはテレビや映画、CM等の撮影に頻繁に使用されています。

最近では西島秀俊さんが出演しているWOWWOWのCMでも使用されました。

こちらは1階にある来客の際に食堂として使用された部屋です。
和風の壁紙、欄間など、和洋折衷のつくりになっています。

ブックレットでは、縁のある遺跡を多数紹介する予定です。
発刊は3月中旬ごろ、配布場所等については
随時ご連絡させて頂きます。(ロック)