2013年1月29日火曜日

くまもとが誇る地鶏「天草大王」をぜひ!

くまもとが誇る地鶏「天草大王」をご存じですか?

鶏といってあなどることなかれ。この鶏、大きいものでは身の丈90センチにもなる、まさに大王という名にふさわしい地鶏なんですよ(^^)

先日、この天草大王の飼育現場を取材してきました。
ちゃんとした鶏小屋に入るのは生まれて初めてだったのでちょっと不安でしたが・・・


大王さんです(*_*)
結構近づきましたが逃げません・・・むしろこちらを挑発しているような気すらしますね!

「何だおめーは(  ̄っ ̄)」って言われているようでドキドキ・・・(めっちゃ睨んでませんか?)
さすが、大王!って貫禄でした!


この天草大王は、明治~大正時代にかけて天草島内各地で飼育されており、その肉質の良さから、「博多の水炊き用」として盛んに出荷され、高値で取引されていたそうです。
ただその後、需要減により昭和初期に絶滅・・・

その後、この幻の鶏の復活を望む声が高まったことから、約10年の歳月をかけて「県農業研究センター」が復元プロジェクトに取り組みました。

そして、見事復元に成功し、70年ぶりの復活となった天草大王は、熊本の新たなブランド食材として今、色んなお店で取扱が増えているんですよ(^^)
 

こちらは上天草市の飼育農家の山口さん。
現在、天草では12戸の農家が指定された農場で、通常の鶏飼育の2倍にもあたる100日~150日という長い時間をかけて育てています。



餌の配合をされているところです。
山口さんのところでは、基本飼料に加えて、天草の海でとれたイリコやチリメン、ヒジキ、貝殻などをブレンドして与えているそうです。

やはりうまい鶏肉には、栄養価の高い餌が重要なんですね!

「自分たちの体にいいものを鶏さんにもしっかり与えてあげて、よりおいしい鶏肉にしたい」とおっしゃってました(^^)






で、こちらがその山口さんのところでしっかりと育てられた天草大王。
上天草市にある飲食店「サンはらいっぱい」さんで「天草大王のたたき」として出されています。

皆さん、肉の色に注目してください。とにかく肉がとってもきれいなんです!
試食もさせていただきましたが、もう最高のお肉でした(*´∇`*)

地鶏っていうと「固い」ってイメージがあるかもしれませんが、天草大王はほどよい弾力で、しっとりとしており全然固さを感じません、しかもすごいジューシーなんですよ。

こちらは「天草大王の生親子丼」です(^^)
もうこれは写真がすべてを物語っていますよね?

飼育農家が近いからこそできる「生親子丼」。ぷりぷりジューシーな生肉にニンニク醤油を混ぜ合わせ、卵を絡めて豪快にいただきます(^^)/



こちらは「地鶏のコロコロ焼き」。
ボリューム満点の一品です!ガーリックスライスが食欲をそそります(^^)


天草大王を使った料理は、天草市内の飲食店だけではありません。
今や熊本市内の飲食店でも取扱が増えており、結構色んなところで食べられるようになってきました。
こちらは、市内繁華街にある居酒屋「こもれび家」さんです。

こちらで出されているのは、「天草大王ゆず鍋」(^^)


美味い酒と一緒に、味わいたい一品ですね♪

くまもとの新たなブランド食材「天草大王」を使ったグルメ、皆さんいかがでしたか?
くまもとへお越しの際は、ぜひ食べてみてくださいね。

最近は、天草大王で出汁をとったラーメンなんかも人気があり、行列ができるお店もあります。
くまもとの夜は、球磨焼酎と天草大王でいかがでしょうか?(みのはらみ)