2012年8月3日金曜日

恐竜の島「御所浦」へ行ってきました その2

前回の記事から少し間があきましたが、「恐竜の島 御所浦(ごしょうら)」取材の続きです(^^)
前回の記事はこちらから→http://k-staff.blogspot.jp/2012/07/blog-post_26.html

前回は、化石の標本数が約1,000点もある、御所浦の白亜紀資料館をご紹介しましたが、今回は、「恐竜の島」を体感できる御所浦ならではの体験コースをご紹介しますね!

まずは、「トリゴニア砂岩化石採集場」です。
こちらの採集場は、御所浦島の海岸線に沿ってむき出しになっている地層から岩石を運んできてあります。

私も体験してみましたが、「恐竜の島」に偽りはありませんでしたよ(^^)/
本当に掘れば何かしら出てきます!二枚貝やアンモナイトが特に多いようです。
そして驚いたのが、「子どもは本当に化石を見つける!」ということ。大人にはない種類の好奇心なのでしょうか?

「コレ、化石じゃない?」と学芸員の方に持っていくと、ずばりアンモナイトだったりします(^^)
私はてんでだめでしたが・・・

こちらの体験、子どもはもちろん夢中になりますが、意外と大人も童心に帰ってはまると思います。今年の夏休みの学習体験にいかがですか?

こんなふうに化石(これはたしか貝の化石)がごろっと出てきますよ(^^)

化石発掘体験を楽しんだ後は、いよいよ「恐竜の島 1周クルージング」です!
小型船に乗って、天草の風光明媚な島々を眺めながら、さっそうと風を切って走ります。
潮風が気持ちよく、子どもも大喜び(^^)

少し船を走らせて、次に訪れたのが「アンモナイト館」。直径60センチものアンモナイトの化石を生で見ることができますよ!普通は、このように鏡ごしに上から見学するのですが、今回はガイドさんがいらっしゃったので特別に、下まで降りて見学!まじかで見るアンモナイトにみんなびっくり!

次にやってきたのが、「弁天島」。 九州で初めて恐竜の足跡化石が発見された場所です。

白くなっている部分がその足跡化石が発見された場所(実際の化石は、資料館へ移動。こちらはレプリカです)です。 



さらに船を走らせ、やって来たのは「京泊(きょうどまり)」。
天草で最初に恐竜の化石が見つかった場所です。今でもむき出しの骨の化石や植物片などを見ることができます。

「1周クルージング」のラストは、こちらの「白亜紀の壁」(最も高いところで200メートル!)です!
日本最大級の肉食恐竜の化石などが発掘されました。

御所浦でなぜ、こんなに化石が発掘されるのか?
学芸員の方にお話しを聞くと、「このあたりの地域全体が、白亜紀と新生代という2つの時代の地層からなっていることから、化石がたくさん入っている」とのことでした。
 
そういえば、先日、この御所浦で国内2例目となる爬虫類の皮膚痕化石が発見されましたが、それを見つけたのも、化石発掘体験中の小学生だったとか!

皆さん、今年の夏は、御所浦で「島1周クルージング」を楽しんでみませんか?

他にも、磯釣り体験、無人島散策などの島をまるごと楽しめるコースもたくさんありますよ。(みのはらみ)
http://www.city.amakusa.kumamoto.jp/amakusa-geopark/sightseeing.html